ネタ元がもう3ヶ月前の記事なのでいまさら感がすごいのですが、どうしてもひとこと言いたいので書きます。
ネタにするのは財経新聞のこの記事↓

結論から言うと「んなこたーない」ということを言いたいです。
なにをもって「ブログで副業する時代が終わる」と言っているのか
この財形新聞の記事は要するに「今後はブログで稼ぐことは難しくなるよ。要因は3つあるよ」と言っています。
3つの要因というのは
- Googleの検索アルゴリズムによる影響
- 「YMYL」の厳格化
- 5G実用化による影響
とのこと。
ひとつずつツッコんでいきますね。
1.Googleの検索アルゴリズムによる影響?そんなのデフォですけど
まずひとつめ。
ここで書かれていることを要約すると

ブログで稼ぐにはGoogleに記事を高く評価してもらって検索順位を上げる必要があるよ。だけどGoogleの判定基準ってコロコロ変わるし、だんだん厳しくなってるからもう無理だよ
っていうことらしいです。
いやいやいやいや!それっていつものことじゃね!?
僕らずーっとそういう場所で戦ってるつもりですけど?
Googleはこれまでもこれからもアルゴリズムのアプデを続けるし、それにともなってクソな記事は淘汰されていく。
今までもずっとそうだったし、これからもずっとそういう感じなんじゃないですかね?
この記事を書いた人が誰なのか知らないけど、たぶんメディアに所属するいちライターとしてやってきた人で、
自分でブログを運営した経験のない人なんじゃないかなって思います。
SEOを意識しないで記事を書いてきた人かな?
2.「YMYL」の厳格化?もう過去の話です
ふたつめ。要約すると

お金や健康のジャンルはGoogleが専門性を重視するようになったからもう無理だよ
とのこと。
これはライターの人の思考が停止しているように感じます。
たしかに、Googleがお金や健康に関するジャンルの権威性や専門性を重視しだしたのは本当です。
特に2017年12月のいわゆる「健康アップデート」のあと、
運営するサイトが上位表示されなくなって食えなくなったアフィリエイターは僕が知っているだけでもたくさんいました。
ただ、この状況が一生続くのかというと、そんなことないんじゃないかな?って僕は思ってます。
「健康アプデ」のあと、たとえば「葉酸サプリ」というキーワードで検索すると、1ページ目に出てくるのは、
企業サイト、企業サイト、企業サイト、amazonの商品ページ、楽天の商品ページ、
みたいな状況がずっと続いています。
これって本当にユーザーのためになってますか?
葉酸サプリの個人的な感想を書いたブログが読みたい人はいないの?
Googleはこれでいいと本当に思っているのかっていう話です。
ある日急にGoogleが「前回の施策は間違っていたのでもとに戻します」って言い出す可能性だってあるわけですよね。
Googleのアルゴリズムのアップデートが続く限り、ブロガーはどっちみち常に変化していかなきゃいけないんです。
そんなわけで、この記事が書かれた2019年4月にはもう「健康美容ジャンルはまだ全然いけますよ」っていうムードがアフィリエイター界隈にはあった気がします。
サプリとかでも「キーワードずらし」の手法とかを使って記事を上位表示させてる人もいるし。
この「ブログで副業する時代の終わり」の記事を書いた人はそういった現状をあまり分かっていないのでは?
3.5G実用化による影響?動画よりテキストが良い場合も絶対にあるよ
これが今回僕が一番ツッコみたいポイント。要約すると

2020年に5Gの通信が一般化されて通信速度が高速化&安定化するよ。そうなると、もうみんな文章なんて読まずに動画しかみないよね。
って言ってる。
そんなことないでしょ。
テキストと動画、どちらも一長一短あります。
「わかりやすさ」「楽しさ」「とっつきやすさ」で言うとテキストより動画。
「情報を得るスピード」「正確性」なら動画よりテキストだと思います。
目次や見出しがちゃんとあるテキストの記事は、
ページを開いた瞬間どこに何が書いてあって、自分が欲しい情報がどこにあるのかがすぐ分かります。
これが動画だとそうはいかないですよね。
動画からファーストインプレッションで得られる情報はタイトルのみで、目次も見出しもないのでどこを見るべきなのか判断できません。
3分なり10分なりの動画を最後まで全部見ないと何を言いたいのか分からないんですよね。
スマホの普及率の増加やインターネットの技術の向上で、コンテンツの消費量と消費スピードは年々上昇しています。
次から次へと新しいコンテンツが生まれて、それが消費されていく。
みんなとにかく時間が無いんです。
そんな時間が無い中で「悩みは1秒でも早く解決したい」と思ってみんな検索しているわけじゃないですか。
その時に選ばれるのは、タイトルしか教えてくれないくせに10分もある動画じゃなくて、自分が欲しい情報がどこに書いてあるか一目瞭然なテキストのブログだと僕は思います。
だからテキストのブログが動画サイトに駆逐されるようなことは絶対に無いと思うわけです。
まとめ
テキストのブログが動画に負けないと思う理由は
- Googleの検索アルゴリズムは変化するのは当たり前
- YMYLもそれ以外のジャンルも常に変化しているから
- スピードが求められる時代に人の悩みを解決するコンテンツは動画よりテキスト
っていう感じで説明してきました。
もちろん「それは違うんじゃね」っていう部分もあるかとは思いますが、
少なくとも僕はテキストのブログが好きで、その力を信じているので、まだこのスタイルで続けていきたいと思っています。
商品レビューとかでは動画の力を借りるときもありますけどね。
臨機応変さが大事ってことですね。